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病気
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扁桃腺の手術、病巣感染症って何?
下記のどれかにあてはまる場合、扁桃摘出術と言って口蓋扁桃全体を取る手術が必要です。
● 習慣性扁桃炎
一年間に5、6回以上、扁桃炎による高熱を繰り返し、こじらせ、扁桃炎が身体に負担をかけ過ぎる心配のある場合に手術が必要です。
なんらかの理由で薬が十二分に使えない場合も含まれます。
● 扁桃の肥大
睡眠時にいびきが激しく、時々呼吸が止まったりします。子供の場合、心身の成長や発育の妨げとなるので手術が必要になってきます。
また鼻の奥のアデノイドとともに鼻炎や副鼻腔炎、滲出性中耳炎が難治となる原因になっていることも多いです。将来的に種々の後遺症を残さないためにも積極的に手術を行う必要があります。但し、子供の扁桃肥大は手術に踏み切るかどうか時期的なことも考慮に入れて、慎重に決めます。
● 病巣感染症
血液検査で溶連菌や免疫関連の項目に異常値が認められた場合や、扁桃炎自体、強い症状ではなくても、身体の他の遠隔部位、例えば腎臓や心臓弁膜、皮膚の病気を誘導したり、悪化させたりする引き金となっている可能性もあるので、このような場合も手術の必要があります。