のどの
病気
病気
扁桃腺の病気って何?
● 扁桃肥大
扁桃が肥大して通常時よりも大きくなった状態で、扁桃肥大と咽頭扁桃肥大とがあります。
子供の扁桃は大きめでも不思議ではありませんが、身体の免疫力が弱い時期なので、炎症が起こったり、周囲の器官を圧迫して影響を及ぼすことがよくあります。ものが飲み込みにくい、呼吸がしにくい、鼻がつまる、いびきや無呼吸、結果として滲出性中耳炎、難聴など様々な合併症を引き起こします。
● 扁桃(腺)炎
咽頭痛で頻度的に最も多い扁桃の炎症です。子供だけでなく大人も扁桃の炎症を時々繰り返す方がいらっしゃいます。通常は高熱が出て激しい痛みが伴います。この状態を習慣性扁桃炎と呼びます。通常の風邪薬ではなかなか治りません。
症状として、扁桃炎はほとんどが両側ですが、どちらかに偏り、腫れてひどい痛みが生じることも時折あります。痛みと口が開きにくくなり、食事がのどを通らなくなることがあります。このように扁桃の周囲の軟らかい組織に炎症が及んで化膿してしまった状態を扁桃周囲炎と言います。食べるのがしんどいので、点滴で脱水状態を緩和し、抗生物質を投与する必要があります。